猫の毛が抜けるけどかゆくない?毛根や摩擦など物理的な刺激による脱毛とは?

健康・ケア

こんにちは、猫を愛する皆さん。

愛猫の背中を撫でていると、「あれ?ここ、少し毛が薄くなってる…?」そんな変化に気づいたことはありませんか?

「赤みもないし、かゆがってる様子もないのに…」
そんなとき、ちょっと不安になりますよね。

「これって大丈夫なの?」「病気じゃないといいけど…」
そんなふうに心配される飼い主さんも多いと思います。

実はそれ、“物理的な刺激”が原因かもしれません。

皮膚病やストレス性の脱毛と違って、痛みやかゆみがない分、見逃されやすいのですが、環境を少し見直してあげるだけで改善が期待できることが多いんです。

今回は、「物理的な刺激による脱毛」に焦点を当ててお話していきます。

猫ちゃんの毎日の過ごし方の中にある、ちょっとしたサインを一緒に見つけていきましょう。

物理的な刺激による脱毛とは?

猫の毛が部分的に抜けているのに、皮膚はきれいでかゆがる様子もない——。
そんなとき、つい「まぁ、大丈夫かな」と様子見してしまいたくなる気持ち、わかります。

でも実は、毎日の何気ない暮らしの中で、毛根にじわじわと負担がかかっていることがあるんです。

たとえば、

  • キャリーバッグの中や窓辺のお気に入りの場所で、いつも長時間同じ体勢、同じ向きで寝ている

  • ハンモックやカゴの縁に頬や足を押し当ててリラックスするのが好き

  • 首輪やハーネスがぴったりすぎる

  • キャットタワーの硬いステップで同じ姿勢をとりがち

これらの習慣は、猫ちゃんにとって安心できるルーティンなのですが、毎日繰り返すことで、皮膚や毛根にじわじわと負荷がかかってしまうことがあるんです。

猫ちゃんは気にしていないように見えても、気づけばその部分だけふわっと毛が薄くなっていた…なんてことも。

見分け方のヒント

物理的な刺激による脱毛は、ちょっとした違和感の積み重ねが引き金です。
以下のようなポイントに、心当たりはありませんか?

  • 皮膚の表面はすべすべで、赤みや炎症が見られない

  • 猫自身は特に気にする様子がない(舐めたり掻いたりしていない)

リク
リク

痛くも痒くもないなら分かりづらいよね。

ソラ
ソラ

だから、日頃のスキンシップが大事なんだね。

  • 脱毛の形がまっすぐだったり、首輪のように丸い跡になっている

  • 寝る姿勢や好んでいる場所と、毛の薄くなった部位が一致している

リク
リク

ソラもよく、同じ場所で同じ姿勢で寝てるよね。

ソラ
ソラ

うん。

気をつけるよ… 

  • 首の後ろ・前脚の外側・腰回りなど、よく接地する場所に集中している

  • 季節に関係なく、同じ場所だけ何度も脱毛している

「もしかして…?」と感じたら、まずは猫ちゃんの過ごし方や寝ている場所を一度チェックしてみてください。
「いつもあそこであのポーズ…」という日常の中にヒントが隠れているかもしれません。

その他の影響の可能性(ホルモン・栄養・薬など)

「皮膚もきれいだし、猫も気にしていない、物理的な刺激もなさそう…」そんなときは、体の内側に目を向けてみることも大切です。

たとえば、薬や外用剤の影響で脱毛が起こることもあります。

長期間のステロイド使用や、シャンプー・外用薬が肌に合わなかったなど、思いがけない要因が潜んでいるかも知れません。

ソラ
ソラ

リクは大丈夫?
長期間、ステロイド使ってるよね?

リク
リク

うん、大丈夫だよ。

お医者さんと相談しながら使ってるから。

また、日頃のフードの内容にも注目してみてください。
タンパク質や脂肪酸、ビタミンが不足すると、毛根の働きが鈍くなり、毛にツヤがなくなったり、抜けやすくなったりします。

偏食気味だったり、安価なフードが続いている場合は、食生活の見直しも大切なケアになります。

さらに、ホルモンのバランスが崩れていると、毛の生え変わりがうまくいかず、左右対称に脱毛が現れることがあります。

一見すると病気っぽくは見えない、でも「なんだか毛並みがおかしいな」と感じたら、それは猫ちゃんの体が小さなサインを出しているのかもしれません。

飼い主にできること

大丈夫。気づいた今がケアのはじまりです。

うれしいことに、物理的な刺激による脱毛は、原因に気づいて環境を整えてあげるだけで、自然と毛が戻ってくることも多いです。

焦って治そうとせず、そっと見守りながら、まずは次のような工夫を試してみてくださいね。

✅ 環境をふかふかにしてあげよう

  • キャリーバッグには厚手のマットや毛布を敷き、長時間入れない

リク
リク

冬はもちろん、夏もフカフカがあると嬉しいな。

ソラ
ソラ

クーラーが寒い時もあるからね。

  • 長時間寝ている場所の素材や硬さを見直す
    (クッションがぺたんこになっていないかもチェック)

  • お気に入りの寝場所を複数用意して、同じ体勢が続かないようにする

✅ 首輪やハーネスの見直しを

  • ゆるみ具合をチェック(指が2本入るくらいが目安)

  • 飾りの金具やチャームが皮膚に当たっていないかも確認

  • 室内飼いなら、首輪を外して過ごす時間も作ってあげてOK

ソラ
ソラ

僕たち首輪って、したことないんだ〜。

リク
リク

お外に出た事もないけどね。

  • 長毛の子は、首元に毛玉や絡まりができやすいので、定期的にブラッシングを

✅ 日々のふれあいの中で気づいてあげよう

  • 撫でているときに「ここ、なんか薄くなってる?」と感じたら、そっと観察

  • ブラッシングタイムを活用して、全身を丁寧にチェック

  • お昼寝中にゆっくりチェックするだけでも、変化に気づきやすくなります(寝相の悪い子はお腹側も♪)

  • 気になる部位は写真を撮っておくと、経過観察に便利です

猫ちゃんの小さな変化に気づけるのは、毎日そばにいる飼い主さんだけ。
その気づきが、猫ちゃんの快適な毎日を守る大きな一歩になります。

それでも改善しないときは?

「環境も変えてみたし、首輪も外してみた。それでも毛が生えてこない…」 
「体の内側に原因があるのかも…」
そんなときは、迷わず獣医さんに相談してみましょう。

また、最初は摩擦が原因だったのに、猫ちゃんが気になって舐める癖がついてしまい、そこから慢性的な脱毛になってしまう…というケースも。

「これくらい大丈夫かな」と放っておくと、意外と長引いてしまうこともあります。

獣医さんには、毛の薄くなっている部分の写真や、寝ている姿勢、普段の生活の様子などを一緒に伝えると、より的確なアドバイスをもらいやすくなりますよ。

まとめ

物理的な刺激による脱毛は、ちょっとしたことがきっかけで起こる身近なトラブルです。
でも、原因に気づいて少し環境を整えてあげるだけで、改善が期待できる優しい症状でもあります。

毎日のふれあいや観察の中で、「ん?ここ薄いかも…?」と気づけた飼い主さんは、とても素晴らしいと思います。

猫ちゃんにとっては、その小さな気づきが安心と快適さにつながります。

どうか「気にしすぎかな?」と思わず、気になったときは気軽に獣医さんに相談してみてくださいね。

あなたのそのやさしい気づきが、猫ちゃんにとって何よりのケアになるのですから♡

この記事はきりんツールのAIによるキーワードリサーチを使用しています。
記事内のリアル猫は我が家の飼い猫、イラストはAI画像です。

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