猫の肉球の構造と機能がすごい!クッション・センサー・体温調節の仕組みとは⁉︎

笑顔で前足を上げて手を振るようなポーズをするキジトラ猫。元気で楽しそうな表情が可愛い。 行動・習性

こんにちは、猫好きのみなさん。

今回はみんな大好きぷにぷにの肉球について、やさしく解説します。
読んだあと、きっと自分の猫の足をじっと観察したくなるはずですよ♪

肉球はどこにある?(名前と配置)

猫の前足には、小さな「指球(しきゅう)」が4~5個あります。

多くの猫は5個ですが、指の数や肉球の形は種類や個体差によって少し違うこともあり、4個のように見える場合もあります。
その真ん中に大きな「掌球(しょうきゅう)」があります。

ピンク色の肉球(掌球)指さしながらこちらを見る三毛子猫。つぶらな瞳と柔らかい毛並みが愛らしい。

そして、前足の手首のあたりには「手根球(しゅこんきゅう)」という小さな肉球があり、急に止まったりジャンプのときに役立ちます。

普段、手根球は床とは接地しません。 
猫は常につま先立ちをしているような姿勢なので、あんなに軽やかに動けるのですね!

後ろ足にも「趾球(しきゅう)」と真ん中の「足底球(そくていきゅう)」がありますが、手根球は前足にしかありません。

猫の前足と後ろ足の肉球の名前を示した図解。指球・掌球・手根球・足底球・趾球の位置がわかるイラスト。

この違いからも、前足が特に動きに優れていることがわかります♡

肉球の作りはどうなっている?

肉球はふわふわしているだけでなく、いくつもの層からできています。

  • 外側
    分厚い角質があり、すり減りにくく滑りにくいです。

  • その下
    コラーゲンや弾性のある組織があって、やわらかさを保っています。

  • さらに奥
    脂肪がクッションのように入っていて、ジャンプの衝撃を分散します。

  • 血管と神経
    たくさん通っていて、体温の調整や「熱い」「冷たい」「痛い」を感じとります。

白い子猫が前足を上げて肉球を見せている様子。ピンク色の肉球がよく見える横向きの構図。

このおかげで、肉球は「強さ」と「柔らかさ」を同時に持っています。

ジャンプや走りを助ける肉球

猫は高い場所から飛び降りても平気なことが多いですが、その秘密も肉球にあります。

クッションのような脂肪が衝撃を分け合い、弾力のある組織がバネのように働きます。

まるで音も立てずに屋根から降りる忍者のようですね!

満月の夜、忍者の装いで屋根の上を軽やかに跳ぶ猫。肉球を使って静かに着地する様子を表現。

リク

わ〜い!忍者に変身!

ニャンニャン♡

ソラ

それを言うならニンニンだろ?

猫の肉球は、衝撃を吸収するクッションであると同時に、着地の瞬間に「地面の硬さ」や「傾き」まで感じ取る高性能センサーのような役割も果たしています。

そのおかげで、猫は安全にジャンプし、次の動きに迷いなく移れるのですね。

足裏センサーの役割

肉球はただのクッションではなく、情報を感じ取るセンサーでもあります。

肉球は体毛がないため、最初に触れる感覚器です。
歩く時も熱さや冷たさ、尖ったものなど危険はないかをいち早く探ることができます。

また、手でそっと触れて、その物体がどのようなものかを探ったり足裏からたくさんの情報を得ています。

庭で花にそっと前足を伸ばして触れようとする子猫。好奇心いっぱいの表情が可愛い。

初めて見るものを興味深げにチョイチョイする様子はとても可愛いですよね。

音を消す仕組みとすべらない工夫

猫が獲物に気づかれずに近づけるのは、肉球のおかげです。

肉球のやわらかさが足音を消し、しなやかな動きでターゲットに近づきます。

キッチンで小さなネズミをじっと見つめて狙う三毛猫。狩りの本能を感じさせる真剣な表情。

さらに、前足の手根球は急ブレーキの役割も持っており、フローリングでもカーペットでも、安定した動きができるのです。

体温と気持ちのサイン

肉球に汗をかくとき

肉球には人間の手のひらと同じタイプの汗腺があります。

猫は体全体で汗をかけないので、肉球の汗は体温調整のメインではなくサポート程度ですが、病院で猫の足裏がしっとりしているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか(笑)

リク

僕も診察台が手汗でベタベタになるよ…

野生味溢れる猫なら獲物を見つけて興奮状態の時にも、肉球が湿る事があるようですが…

ソラ

ごはん貰えるし、本気の狩りをすることってないなぁ。

やはり猫の肉球が汗で濡れているのは緊張や恐怖、ストレスを感じた時が多いようです。

体温を下げたいときは

猫が体温を下げるときのメインは、舌や体をなめて唾液をつけ、その水分が蒸発するときに熱を逃がす「グルーミング」と、口を開けて呼吸する「パンティング」です。

ただし、猫のパンティングは犬のように一般的な体温調節方法ではなく、体調不良や熱中症、ストレスのサインである事がほとんどですので、医師や専門家への相談をお勧めします。

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においで伝えるメッセージ

猫は歩いたり爪とぎをしたときに、肉球のにおいを残します。

これは猫同士の「ここ通ったよ」「ここは自分の場所だよ」という合図です。
いわば、においの名刺のようなものです。

キジトラ猫が茶トラ猫に名刺を渡しているシーン。仲良くやり取りする様子が微笑ましい。

肉球を守るちょっとした工夫

肉球は丈夫ですが、乾燥した冬はひび割れることもあります。

床がツルツルしていると、猫の関節に負担がかかることもあるので、滑り止め付きのラグやマットを敷くと安心です。

必ずしもペット用のマットである必要はないと思いますが、丸洗いOKの商品がお勧めです♪

ソラ

リクみたいにご飯一気喰いして吐いちゃうこともあるからね。

リク

でも…

僕はソラみたいにマットを齧ったりしないよ。

噛み癖のある猫の場合は、噛んでも破れにくい丈夫な素材を選ぶことが大切ですね。

特にジョイントマットは、凹凸部分を噛みちぎって誤って飲み込む事故もあるため、十分に注意してください。

また、肉球が赤くなっていたり、歩き方がおかしい場合は病院に連れて行きましょう。

まとめ:肉球は猫のすごい道具

肉球は、クッション、音を消す仕組み、すべり止め、気持ちのサイン、そしてセンサーの役割までこなす万能な器官です。

猫の静かな足音やしなやかな動きの裏側には、この肉球の力があります。

自分の前足をペロペロ舐めてグルーミングするキジトラ猫。真剣な目つきで毛づくろいしている姿。

次に愛猫の足を見たり触ったりするときは、そのすごさを感じてみてくださいね。

この記事はきりんツールのAIによるキーワードリサーチを使用しています。
記事内のリアル猫は我が家の飼い猫、イラストはAI画像です。

この記事は、猫の肉球に関する一般的な知識や我が家の飼い猫の体験談をもとにまとめた内容です。

すべての猫に当てはまるわけではありません。
愛猫に異常が見られる場合は、必ず獣医師にご相談くださいね。

 

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