皆さん、こんにちは!
皆さんの愛猫は歯磨きがんばってますか?
猫の歯磨きは、健康を守るためにとても大切なケアのようです。
普段はあまり意識しないかもしれませんが、口腔ケアは猫の全身の健康に深く関わっています。
今回は、猫に歯磨きが必要な理由やケアの方法をわかりやすくお話しします。
猫との暮らしをもっと楽しく、そして安心できるものにするために、ぜひ最後まで読んでくださいね。
なぜ猫にも歯磨きが必要なの?
猫の口腔内はアルカリ性で、歯垢がとても早く歯石に変わります。
何も対策しない場合、人間は約30日かかりますが、猫ではわずか3~7日で歯石ができてしまいます。
柔らかいキャットフードも、歯に汚れがつきやすい原因の一つです。
そのため、飼い主がしっかりケアしてあげる必要があります。
人間と同じで、歯垢や歯石を放置すると、歯周病の原因になってしまいます。
ちなみに我が家の飼い猫、9歳のソラはカリカリが大好きで、柔らかいフードをほとんど欲しがりません。
そのせいか、獣医さんに「歯石がとても少ないですね」と褒められたことがあります。

それでも奥歯には、歯石が付いてたらしいよ。
「歯垢」と「歯石」の違い
ここで簡単に「歯垢」と「歯石」の違いを押さえておきましょう。
- 歯垢(しこう)
食べカスや細菌などが集まった、白っぽくネバネバしたやわらかい汚れ。
食後すぐに付着しますが、指やガーゼなどでこすれば落とせます。 - 歯石(しせき)
歯垢が唾液中のミネラルと反応して硬くなったもの。
猫では3~7日ほどで歯石になります。
一度ついてしまうと歯ブラシやシートでは落ちず、動物病院でのスケーリング処置が必要になります。

僕はこの、スケーリング処置をやったんだ…

処置前の絶食も辛かったよね。

スケーリング処置は別記事で詳しく紹介するね。
つまり、毎日の歯磨きで歯垢の段階で取り除くことが、歯石化を防ぐ最大のポイントなのです。
なぜ野生の動物には歯磨きが必要ないの?
「自然界の動物は歯磨きなんてしていないのに」と思う方も多いでしょう。
たしかに、野生の動物たちは人間のように歯磨きをしていませんが、それでも歯のトラブルは比較的少ないのです。
その理由のひとつは、食べ物の違いにあります。
野生の動物は獲物を捕まえて骨ごとかじるなど、硬いものを噛むことで歯の表面を自然に削り、歯垢や歯石がつきにくい環境が保たれています。
また、野生の環境では寿命も短いため、高齢による歯周病のリスクに達する前に寿命を迎えるケースも多いです。
一方、飼い猫は柔らかいフードを食べ、長生きする傾向があるため、歯のケアが必要な期間が長くなるのです。

いつまでも好きなものを美味しく食べたいよね!
歯周病のリスクはとても高い
実は、2歳以上の猫の約7割が何らかの歯周病を抱えています。
歯周病の初期段階では、歯肉炎(歯ぐきの炎症)から始まり、進行すると歯周炎へと移行します。
歯周炎になると、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまう可能性もあります。

これは麻酔をされてレントゲンを撮らないと分からないらしいよ。
また、痛みによって食欲が落ち、片側の歯しか使わなくなることで顔の筋肉のバランスが崩れることもあります。
さらに、歯周病によって口の中に炎症が広がると、細菌が血流に乗って全身を巡り、腎臓病・心臓病・肝臓疾患など深刻な病気を引き起こすこともあります。
特に高齢の猫では、歯周病が原因で慢性的な体調不良に陥ることもあるため注意が必要です。
こうした悪循環を防ぐためにも、早期発見・早期ケアが大切ですね。
歯磨きのステップをマスターしよう
まずは口の周りを触る練習からスタートします。

頭ナデナデからお顔全体を触られて、口に指を入れられた時はびっくりしたよ〜!
猫が慣れてきたら、指やガーゼで歯に触れる練習をし、最終的には歯ブラシに移行します。
奥歯から前歯へと小刻みに磨き、時間をかけすぎないのがコツです。

歯ブラシをカミカミするだけでもOKみたい。
(歯ブラシにマタタビの匂いをつけて…)
(自分でカミカミできました♪)
1本1本完璧に磨こうとせず、今日は右側、明日は左側、と分けて磨くのも良い方法です。

歯茎を傷めないように優しくね。
猫が嫌がったらすぐにやめて、次の日に持ち越すくらいの気持ちで進めましょう。

嫌!ってなる前にやめてね。
子猫のうちから慣らすのがベスト
成猫になってからだと、歯磨きを嫌がる猫がほとんどです。
理想は生後4~6ヶ月頃から歯磨きに慣れさせることですね。
具体的には、まずは口元を優しく触り、リラックスした状態で唇をそっとめくる練習をします。
慣れてきたら指やガーゼで歯をなでるように触れ、最後に歯ブラシに移行します。
無理をせず、一日1分程度の短い練習から始め、褒めながらおやつをあげてポジティブな経験にするのがコツです。
歯磨きが難しいときの補助ケア
- 歯磨きシート:指に巻いて歯の表面を拭くタイプ
- デンタルケアフード:噛むことで歯垢を落とす効果があるフード
- 歯磨きガム:噛むことで歯石の付着を防ぐ
- マウスクリーナー:飲み水に混ぜて使う液体タイプ
こうしたアイテムは便利ですね♪
(あくまで歯磨きの補助ですが…)
でも、猫が歯磨きを嫌がるのは当たり前!
出来る子がすごいんです!
できたらラッキー!くらいの気持ちで、いろんなアイテムを試してみましょう♪
我が家ではジェルを綿棒で歯に塗るところから練習しました(笑)

綿棒にまたたびの匂いをつけてたんだ。
騙されちゃったよ…
できる範囲で歯ブラシケアを取り入れることを目指しましょうね。
獣医師による定期チェックも忘れずに
家庭のケアに加え、動物病院での口腔チェックも大切です。
歯石がすでについてしまった場合、麻酔下での歯石除去が必要になります。
健康診断の際に、口の中も見てもらうようにすると安心ですね。
ただし、健康診断の口腔チェックだけでは初期の歯周病を完全に見つけられない場合もあります。
普段から飼い主が口の中の様子を観察し、異変があればすぐに受診することが大切です。
簡単なチェックリストとしてまとめると以下の通りです。
✅ 口臭が強くないか
✅よだれが増えていないか、(血が混じっていないか)
✅食欲が落ちていないか、硬いものを避けていないか
✅片側の歯ばかり使っていないか
✅水入れが、毎日洗っているのにヌルヌルしていないか
✅歯茎が赤く腫れていないか、出血していないか

食べ始めにピクン!ってなったら、歯が滲みるのかも。

チェックするにも、お口に触る練習は必要だね。
これらを日頃から気にかけることで、初期段階の歯周病を見逃さずに済む可能性が高まります。
このチェックリストを参考に、毎日のケアに役立ててくださいね。
早期発見であれば、治療の負担も少なく済みます。
まとめ
猫の歯磨きは、単なる口臭予防ではなく、愛猫の健康を守るための大切な習慣です。
最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、遊びの延長のように少しずつ慣らしながら、愛猫との絆を深めていきましょう。
歯磨きは愛情表現の一つとして、スキンシップの時間にもなります。
健康で元気な毎日を一緒に過ごすために、ぜひ今日から歯磨きを始めてみてくださいね!
この記事はきりんツールのAIによるキーワードリサーチを使用しています。
記事内の吹き出しの猫は我が家の飼い猫、イラストはAI画像です。

良かったら遊びに来てね!

更新頻度低いけど…
オモロイ写真もあるよ。
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