皆さん、こんにちは。
春の換毛期になると、床やソファ、洋服につく抜け毛が一気に増えて、「そろそろ本格的に対策しなきゃ」と感じる飼い主さんも多いと思います。
ただ、ブラッシングは単に抜け毛を減らすための作業ではありません。

今回は「猫の抜け毛対策」というテーマから一歩踏み込んで、ブラッシングの正しいやり方や注意点、そして日常のお世話としてどう向き合えばいいのかを、お話ししていきますね。
ブラッシングが大切な訳
毎日一緒に暮らしていても、猫の体をじっくり触る時間は意外と限られていますよね。
ブラッシングは、そんな中で自然に全身に触れられる貴重な機会です。
毛の流れや手触りを確かめながら、「今日は少し皮膚が乾燥しているな」「ここ、いつもよりゴワっとしているかも」といった小さな変化に気づくことがあります。
言葉を話せない猫にとって、こうした触ってわかるサインは体調を伝える大切な手段でもあります。

また、一定のリズムで優しくブラッシングされることで血行が促され、体がじんわり温まり、気分が落ち着く猫も少なくありません。
ブラッシング中にうとうとし始めたりするのは、「安心しているよ」というサインでもあります。
つまりブラッシングは、抜け毛対策であると同時に、猫の体と心の状態を確認し、「今日も元気だね」「ちょっと疲れてるかな」と気づくための、飼い主さんとの大切なコミュニケーションの時間でもあるのです♪
我が家の対照的な猫達
我が家には、ブラッシングが大好きなリクと、正直あまり得意ではないソラの2匹の猫がいます。
同じ兄弟で、育った環境も同じなのに、ブラッシングに対する反応はまったく違います。
この違いを日々感じながら、「猫それぞれに合ったやり方がある」ということを実感しています。
ブラッシングが大好きな猫の場合(リク)
リクは、ブラッシングの気配を感じると、自分から近づいてくるタイプです。
ブラシを手に取っただけで寄ってきて、「早くして」と言わんばかりに体を預けてきます。
背中や首元をとかすと、目を細めてとても気持ちよさそうにしています。
無理に押さえなくても、自然と同じ姿勢を保ってくれるので、こちらも落ち着いてブラッシングができます。




日常的にブラッシングをしているからか、毛並みは整い、抜け毛も必要以上に体に残りません。
ブラッシングには、抜け毛を取り除くだけでなく、皮膚の血行を促し、健康な被毛の成長を助ける役割があります。
皮膚が適度に刺激されることで、新しく生えてくる毛の状態も整いやすくなるといわれています。
兄弟なのにブラッシングが嫌いなソラより、ブラッシング大好きなリクの方が、毛並みが艶々しています。

気持ち良いのに…
なんでブラッシング嫌いなんだろ?
ブラッシングが苦手な猫の場合(ソラ)
一方のソラは、ブラシを見るだけで少し身構えてしまうタイプです。
近づけすぎると体をこわばらせたり、その場を離れようとしたりすることもあります。
長時間のブラッシングは逆効果になりやすいため、我が家では「短時間・高頻度」を意識しています。
具体的には、1回2〜3分ほど。
それを「毎日少しずつ」続ける方法です。
今日はこれだけ、と区切りをつけることで、ソラにとっても気持ちの負担が少なくなります。


最初はゴム製や柔らかい素材のブラシで、撫でる延長のように軽く触れます。
いきなり抜け毛を取ろうとせず、「触られても怖くない」「嫌なことをされない」と感じてもらうことを優先します。
少し気持ち良くなって落ち着いてきたら、必要に応じて抜け毛が取れやすいブラシに持ち替えます(少しだけ…)




耳を伏せる、しっぽを強く振るなど、嫌がるサインが見えたらすぐに終了します。

声をかけながら、落ち着いた雰囲気で行うことも大切ですね。
飼い主さんが緊張していると、その気持ちは猫にも伝わってしまいます(笑)
短時間でも毎日続ける意味
ブラッシングは「たくさん抜け毛を取ること」よりも、「嫌な体験にしないこと」が何より大切です。
特に換毛期は抜け毛が多いため、つい頑張りすぎてしまいがちですが、一度にやりすぎると、次からブラシを見ただけで逃げてしまう原因になります。
2〜3分という短い時間でも、毎日続ければ抜け毛対策としては十分効果があります。
それに加えて、皮膚の状態やしこり、フケ、赤みなどの異変にも気づきやすくなります。
「今日は少し触れただけ」でも、その積み重ねが猫の体と心を守ることにつながっていきます。
ブラシ選びの考え方
猫の毛質や性格によって、合うブラシは異なります。
・短毛猫:ソフトブラシやゴム製ブラシ
・長毛猫:ピンブラシやスリッカーブラシ(力を入れすぎないこと)

「よく取れる」「人気がある」という理由だけで選ぶよりも、「この子が嫌がらずに受け入れてくれるかどうか」を基準に選ぶのがおすすめです。

僕も8個目でやっとお気に入りを見つけたんだよ。
また、抜け毛がよく取れるタイプの硬いブラシは、背骨や関節に当たると痛みを感じる場合もあります。
特に動きの多い猫や、じっとしていられない猫には無理に使わず、様子を見ながら判断してくださいね。
猫に負担をかけにくい、基本のブラッシング手順
ブラッシングは「どこから、どの向きでやるか」がとても大切です。
いきなり全身をガシガシやるより、猫が受け入れやすい場所から、毛の流れに沿って進めていくのがコツです。
下の図の矢印は、猫が比較的気持ちよく感じやすいブラッシングの方向を示しています。

まずは、こんな順番を意識してみてくださいね。
① 首まわり・頭の後ろ
猫が一番安心しやすい場所です。
正面から顔に近づけるより、後ろや横からそっとブラシを入れると、警戒されにくくなります。
「ここから始まる=嫌なことじゃない」と思ってもらうための大事なスタート地点です。
② 背中(首からしっぽの付け根へ)
毛の流れに沿って、やさしくなでるように。
一方向にスーッと動かすのがポイントで、行ったり来たりは控えめにします。
この部分は抜け毛も多く、ブラッシングの効果を実感しやすい場所です。
③ 体の横(わき腹〜お腹の手前)
背中に慣れてきたら、体の横へ。
いきなりお腹に行かず、「横止まり」にしておくのがコツです。
ここはくすぐったがる猫も多いので、短めにサッとでOKです。
④ 胸元(前足の付け根あたり)
ここも意外と毛が溜まりやすい場所。
ただし、嫌がる子も多いので、無理はしません。
数回ブラシを通すだけでも十分です。
⑤ お尻・しっぽの付け根
皮脂が出やすく、毛が密集しやすい場所です。
力を入れず、毛の表面を整える感覚で行いましょう。
お腹ど真ん中・足先・しっぽの先・・このあたりは猫がとても敏感な場所です。
猫自身も楽に届く場所なので、やらなくても大丈夫。
全部やろうとしないことが、結果的にブラッシングを続けるコツになります。

お腹、好きな子はやって貰うと良いと思うけど。

え?お腹?
ナデナデは好きだけどブラシは嫌だぁ〜!
ブラッシングと一緒に見直したい生活習慣
被毛の状態は、日々の生活環境とも深く関係しています。
・栄養バランスの取れたキャットフードを選ぶこと

・新鮮な水をいつでも飲める環境を整えること
水分不足は皮膚の乾燥につながり、結果的に抜け毛や毛玉トラブルを増やす原因になることもあります。
・安心してぐっすり眠れる静かな場所があること
ブラッシングとあわせて、こうした基本的な環境を整えてあげることも大切ですね。
家の中の抜け毛対策も無理なく
猫の抜け毛は、どんなにケアをしていても完全になくすことはできません。
だからこそ、「溜め込まない」工夫が大切になります。
掃除機やカーペットブラシを活用し、ソファやラグ、ベッド周りは定期的にケアしてあげましょう。
少しずつこまめに行うことで、掃除の負担も軽くなります。
ブラッシング後の楽しみ:毛玉ボール♡
我が家の猫達はブラッシング後にできた毛玉ボールで遊ぶのが大好きです♪
ぎゅうぅぅ〜っと圧縮しながら丸めると、転がしながらどこまでも追いかけて行きます。



毛玉ボールで遊ぶ時は、噛んで毛を飲み込んでしまわないように飼い主さんが見ていてあげてくださいね。
毛を飲み込んでしまうと、毛玉トラブルや吐き戻しの原因になるので、遊び終わったら、すぐ片づける習慣をつけると安心です。
我が家の場合は、転がして遊ぶとすぐ見失うので、そのままこっそり捨ててしまいます(笑)
ブラッシングはコミュニケーションの時間
ブラッシングは、抜け毛を減らすためだけのお世話ではなく、猫と向き合う大切な時間でもあります。
毎日ほんの数分でも、毛を整えながら優しく体に触れ、声をかけることで、猫の小さな変化や気持ちに気づけることがあります。

得意な子もいれば、ちょっと苦手な子もいる。
その違いを受け止めながら、「この子にはこのやり方が合うんだな」と探っていく過程も、猫と暮らす楽しさのひとつかもしれません。
抜け毛が気になる季節こそ、無理をせず、それぞれのペースで。
ブラッシングの時間が、猫にとっても飼い主さんにとっても、安心できる楽しいひとときになりますように。
この記事はきりんツールのAIによるキーワードリサーチを使用しています。
記事内のリアル猫は我が家の飼い猫、イラストはAI画像です。
※ 抜け毛の量が極端に多い、地肌が見えるほど毛が薄くなる、強いかゆみや赤みがあるなどの場合は、換毛期以外の原因が隠れていることもあります。
気になる症状が続くときは、早めに動物病院で相談してくださいね。


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