猫が飼い主の後をついてまわる――。
この微笑ましい光景に、つい「うちの子、私のこと大好きなんだな」と思わず顔がほころんでしまう方も多いのではないでしょうか?
でも実は、その“後追い”には、単なる愛情だけでなく、さまざまな理由や感情が隠されていることも。
後追い行動は猫の性格や育った環境、体調、そしてそのときの気分など、複雑な要素が絡み合って起こる行動です。
この記事では、猫の後追い行動に隠された本音を、具体例や対処法を交えてわかりやすく解説していきます!
愛情と信頼の表れ
まず最も多いのが、「大好き!」という愛情表現。
猫は本来、単独行動を好む動物です。
しかし、特定の人に対してはとても深い信頼を寄せることがあり、その結果として“後追い”行動が見られるようになります。
特に、子猫の頃から一緒に暮らしている場合や、過去に保護されて助けられた経験のある猫は、飼い主を“親”のように認識していることがあります。
このような猫にとって、飼い主の存在そのものが安心材料なのです。
こんな行動が見られたら愛情サイン!
- ゴロゴロ喉を鳴らしながらついてくる
- 飼い主の行く先々で寝そべる

目の前でゴロン♡するとナデナデしてくれるよね。
- アイコンタクトが多い
- 鳴き声がやさしく短い(ごろにゃ〜ん等)
- トイレやお風呂にもついてきてしまう
愛猫からの無言の「大好き」サイン、大切にしたいですね。
かまってほしいサイン
「遊んで〜」「なでて〜」と甘えている場合もあります。
猫は退屈や孤独を感じると、飼い主の後を追って自分の存在をアピールすることがあります。

ソラ君は「遊んでアピール」だよね。
僕がいるのに…

リクが相手じゃケンカになるんだもん。
特にエネルギーが有り余っている若い猫や、ひとりの時間が長いお留守番猫は、構ってもらいたい気持ちが強くなる傾向があります。
また、猫は好奇心旺盛な動物なので、あなたが家の中で何かをしていると、それが何かを知りたくて後を追うことがあります。
本やスマホに夢中で猫を無視していると、わざと邪魔をしたり、すり寄ってきたりして注意を引こうとする事、ありますよね。
これは新しい刺激を求めている証拠かもしれません。笑
対処法
- 高さや動きのあるおもちゃを使って狩猟本能を刺激する
- おもちゃを定期的に変えて、飽きさせない工夫をする
- 自動おもちゃやキャットタワーでひとり遊び環境も整える
- 一日10〜15分でも集中して遊んであげる(猫じゃらしや追いかけっこ)
猫にとって遊びは運動だけでなく、コミュニケーションの手段でもあります。
お腹が空いている!
ご飯の時間が近づくと、後追いが急に増えることもあります。
「そろそろごはんの時間では?」と、飼い主に気づいてもらうための可愛いアピールです。

僕の場合、ほぼコレ!ご飯アピール!
時間を把握している猫も多く、決まった時間になると冷蔵庫やキッチンに誘導してくる子や、「ごはん」という単語に反応して、そわそわし始める子もいます。
こんな行動に注目!
- ごはん用のお皿の前でじっと座って待つ
- キッチンに入ると足元にまとわりついてくる
- 小さく「にゃっ」と鳴いて催促
愛猫の空腹サインを見逃さないようにしましょう。
ただし、食べすぎには注意を!笑
不安や寂しさから来る行動
意外と見落とされがちなのが、「不安」や「寂しさ」から来る後追いです。
環境の変化、飼い主の長期不在、大きな音、他のペットの存在などがきっかけとなり、猫が精神的に不安定になることがあります。
そうしたとき、安心できる存在である飼い主に執着し、どこに行ってもついてくるようになります。
普段はクールな性格の猫でも、急にべったりするようになったら、何か心に引っかかることがあるのかもしれません。
こんな行動が見られたら要注意!
- 鳴き声が増える(特に夜鳴き)
- ぴったりくっついて離れない
- 家の中をうろうろして落ち着かない様子
- トイレ外での粗相が増える
安心感を与えるには?
- 静かで落ち着けるスペースを用意する
- 布や毛布などで“巣”のような場所を作ってあげる
- やさしい声かけやスキンシップを増やす
日々の生活が忙しく一緒に過ごす時間を増やせない飼い主さんもいるかもしれませんが…
たとえば、テレビを見ながらでも、猫を膝に置いて一緒に過ごす時間を持つことが、猫の安心感につながったりします。
気持ちに寄り添うケアが、猫の安心感に繋がります。
病気や不調のサインの可能性も
まれにですが、猫が体調不良を感じて不安になり、飼い主の後を追うケースもあります。
普段はあまり後追いしない子が、急に頻繁についてくるようになったら要注意です。
特に高齢猫は、自身の体調に不安を感じると、頼りになる飼い主の近くにいたがる傾向があります。
また、病気による倦怠感や痛みから落ち着かなくなり、そわそわと動き回ることも。
チェックポイント
- 食欲や元気があるかどうか
- トイレの回数や排泄に異常はないか
- 歩き方や表情に違和感がないか
- 触ったときに嫌がる・鳴く場所がないか
これらの変化が見られたら、迷わず獣医さんに相談するのが安心です。
まとめ:後追い行動には猫の“気持ち”が詰まってる
猫の後追いは、一見すると可愛い“ストーカー”行動。 でもその裏には、信頼、甘え、不安、空腹、体調不良など、さまざまなサインが込められています。
日々のちょっとした変化を見逃さずに観察することで、猫の心の声に気づくことができるかもしれません。
愛猫の「そばにいたい」という気持ちに応えてあげることで、信頼関係もより深まっていきます。
ぜひ、今日からその「後追い」にもやさしいまなざしを向けてみてくださいね。
この記事はきりんツールのAIによるキーワードリサーチを使用しています。
記事内の吹き出しの猫は我が家の飼い猫、イラストはAI画像です。

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