皆さん、こんにちは!
今回は猫がなぜ油を舐めたがるのか、その理由と対処法について考察します。
あなたの猫ちゃんは油を欲しがりますか?
我が家には食いしん坊が1匹いまして…
隙があれば魚焼きグリルの油を舐めに来ます。

食いしん坊って僕の事?

僕は油なんて興味ないもん!
ソラは油にはまったく興味を示さないタイプなのですが、リクは魚を焼くと毎回魚焼きグリルの香りをチェックしにきます。
魚を焼いたあとのグリル網を洗って水切りカゴに干していると、こっそりペロッ、ペロッ…。
2〜3回舐めたら満足するようなので普段は放っておくのですが、うちの夫は猫アレルギー。
そのため、毎回グリル網をもう一度洗い直す羽目に…毎回、軽くため息です(笑)。
リク(飼い猫)が油を欲しがるのは、単純にその味や匂いが好きだからだと思っていました。
油はカロリーが高く、食物の風味を強化するため、猫にとって魅力的なのだろうと…
猫はもともと肉食動物であり、その食生活は本来、脂肪分が豊富な肉に依存していますからね。
ですが、調べてみると他にも理由があるようです。
猫が油に興味を持つのはなぜ?
本能的に脂質を求めているから
猫は肉食動物であり、狩りで得られる動物性脂肪を本能的に好みます。
香りの強い油(特に動物性の油や揚げ物の匂い)は、猫の嗅覚を刺激し、食欲をそそることがあるんです。

お魚の脂の匂い、大好き!
例えば、キャットフードの脂質バランスが悪かったり、低脂肪すぎる場合、猫が油を欲しがることがあります。
リクは一時期ダイエットフードに切り替えた時、油の匂いに異様に反応していたことがありました。
脂肪分を補う
脂肪は猫にとっても大切な栄養素の一つです。
ドライフードには脂肪分が不足しているものもあり、それを補うために猫が油を舐めることがあるそうです。
また、猫は基本的に脂肪分を好む傾向があり、生クリームや直接油を舐める猫もいるとか…。
猫は甘みを感じないのに生クリーム?と思ったら、油分に惹かれているんですね!
ビタミンAやDを摂取
肉食動物である猫は、獲物を捕らえた際、まず最初にビタミンやミネラルが豊富な肝臓を食べると言われています。
肝臓には油分が多く含まれており、猫は油に自分たちに必要な栄養素が含まれていることを本能的に知っているのかもしれませんね。
単なる好奇心やストレス解消
「テーブルの上の油にだけ反応する」など特定の状況に見られる行動は、遊びやストレス解消の一環かもしれません。
特にソラは、人間のご飯を用意しているときに “チェック役” を自称して毎回キッチンに来ます(笑)。

僕はチェックするだけ。
リクみたいに舐めたりしないよ!
便秘対策
便秘や毛玉が詰まったときの対策として、小さじ1杯程度の油を猫に与える方法があるそうです。
もしかしたら、この事も本能的にわかっているのかも知れませんね。
但し、大量に与えると下痢を引き起こすことがあるため、量には注意が必要です。
歴史的な背景
元々、猫は獲物を狩って暮らしており、丸ごとの小動物から肉のたんぱく質、骨のカルシウム、胃の中の食物繊維、血液のミネラルといった様々な栄養素を摂取してきました。
特に猫が好んだのは肝臓で、そこには豊富な油やビタミンが含まれています。
このように、猫が油を舐めるのは、栄養を補うための自然な行動だったのですね。

そうなの?
食いしん坊って言ってごめん…
少量なら舐めても大丈夫?
猫がサラダ油やオリーブオイルなどをうっかり舐めてしまっても、少量であれば(ティースプーン1/2以下)問題はないと思われます。
油分は適度であれば皮膚や被毛の健康維持に役立つと考えられており、「総合栄養食」の良質なキャットフードの中にも、油(脂質)が適量含まれています。
キャットフードのパッケージを注意深く見ると、原材料として「魚油」や「大豆油」や「鶏脂」といった表示がされている場合があります。
(ご自宅のキャットフードをチェックしてみて下さいね)
猫が舐めても比較的安全な油
・サラダ油
・エゴマ油
・オリーブオイル
・バター
オメガ3・オメガ6脂肪酸などは炎症を抑える効果もありますが、酸化した古い油は、消化器トラブルや肝臓に負担をかけます。
油=全部NGではなく、”種類と量”が大事なんですね。
また、総合栄養食のキャットフードを与えているにもかかわらず、それとは別にわざわざ油を与えてしまうと、せっかくの栄養バランスが崩れてしまい、肥満や病気の原因になってしまいます。
愛猫が欲しがっても脂質の過剰摂取には、くれぐれも注意しましょうね。
油を舐めることのリスク
家庭で使われる調理油を舐めることは、猫にとっていくつかのリスクを伴います。
消化器官に負担をかける
まず、人間用の食品に含まれる油は、添加物や香辛料が含まれていることが多く、猫の消化システムには適していません。
油は猫の消化器官にとって負担が大きいため、下痢や嘔吐などを引き起こす可能性があります。
高カロリー
過剰な油分の摂取は、肥満や膵炎の原因となる可能性があります。
肥満は糖尿病や関節病、心臓病など、さまざまな健康問題のリスクを高めます。
潜在的な毒性
油の種類によっては、猫にとって有害な物質が含まれている可能性もあります。
- 精油(エッセンシャルオイル)
アロマテラピーなどに用いられる精油(エッセンシャルオイル)は、植物由来の成分を高濃度に濃縮したものです。
人間にとっては、大いにリラックス効果をもたらしてくれるものですが、猫の肝臓には、この成分を分解する機能がないため、中毒を起こす恐れがあります。
- アボカドオイル・ココナッツオイル・パームオイル
アボカドオイルはアボカドの持つペルシンという成分が猫に下痢や嘔吐、最悪の場合は呼吸困難などの中毒性を示すため決して与えないでください。
以上のオイルを使用するときは必ず、猫の手の届かない場所に保管しましょう。
また、猫が出入りする可能性のあるお部屋の中でアロマを焚くのは控えて下さいね。
猫が油を大量に舐めたときの対処法
では、もし愛猫が許容量以上に油を舐めてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
まずは、猫の様子をよく観察してください。
特に下痢や嘔吐などの症状が見られる場合は、速やかに獣医師の診察を受けることをお勧めします。
不飽和脂肪酸の取りすぎにより、黄色脂肪症(皮下脂肪や内臓脂肪に炎症が起き、発熱などが現れる病気)を引き起こす恐れがあります。
「何を・いつ・どれくらい」飲んで「どんな状態」になっているか…
医師や専門家に相談する際、写真や動画を撮っておくと医師に伝わりやすいです。
予防が最も重要
猫が油を舐めることを防ぐためには、日頃からの予防が最も大切です。
まず、猫の食事(キャットフード)には、適切な量の脂肪が含まれていることを知っておく事は大切です。
愛猫のおねだりに負けてはいけません(笑)
油好きな猫ちゃんがキッチンに入ることを防ぐための対策を講じ、食品の管理にも気を配りましょう。
猫用のゲートを検討する際はご家庭の寸法をしっかり測って、隙間ができないよう注意してくださいね。
また、食品ではない油の管理も注意が必要ですね。
猫がアクセスできる場所に油を保管しないようにしましょう。
あなたのおうちの猫ちゃんはどう?
猫が油を舐めようとする行動には、理由があります。
本能的なものもあれば、栄養の偏りや好奇心の結果という場合も。
我が家では「魚を焼くとキッチンが戦場に!」というほど、毎回攻防戦が繰り広げられますが(笑)、 今ではずいぶん落ち着きました。

落ち着いた?
「諦めた」でしょ?
あなたのおうちではどうでしょうか?

油大好きな子、たくさんいるよね?
猫ちゃんも家族の一員です♡
今日の話が、皆さんの猫ちゃんの健康管理に少しでも役立てば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!
この記事はきりんツールのAIによるキーワードリサーチを使用しています。
記事内の吹き出しの猫は、我が家の飼い猫、イラストはAI画像です。
リク&ソラのInstagramです。
良かったら遊びに来てね!
https://www.instagram.com/nekomama.mari?igsh=MXM1cXZ3cjhmc2FzeA%3D%3D&utm_source=qr
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